電気電子工学コースは,「素材」,「デバイス」,「システム」と実際に向き合う実践的な学びの場を提供します。


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電気電子工学を学べば
やりたいことが見つかる
電気電子工学コースは,「素材」,「デバイス」,「システム」と実際に向き合う実践的な学びの場を提供します。
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電気エネルギーによって動いているすべての製品,携帯電話機能の進化,情報通信量の飛躍的な増加,これらの基幹技術は電気電子工学によって支えられています。
当コースは,電気電子工学の力で豊かな未来社会と産業の発展を築くため,数学と物理学などの基礎学力、これらを活用した高い応用技術力と問題解決能力,幅広いエレクトロニクス知識,を身に着けた「電気電子工学の専門家」として活躍できる人材育成を目指しています。 さらに,アフターコロナ社会,脱炭素社会に向けても,科学および産業技術に必要不可欠な分野として,電気電子工学の重要性はますます高まっています。 こうした社会変化にソフトとハードの両面から対応できるカリキュラムを用意し,グローバルに活躍できる技術者・研究者を育成します。
朝起きてテレビやスマホの電源を入れる,出かける際の交通機関の予約や切符の購入,注文・買い物もオンラインで完結,暗くなれば照明のスイッチを入れ,料理はレンチン,厚い寒いでエアコンを調整。 身の回りの多くのものが電気エネルギーを必要とし,家電製品や生活環境がセンシングされ情報通信でつながって制御できる「コネクテッド社会」。 電気電子工学を学べば,あなたのやりたいことがきっと見つかります。
他の教員からのメッセージも読めます↓
パソコンのモニター上のみで,ビジネスを意のままにあやつり,利益をあげることにカッコよさを感じる人も多いでしょう。 最近注目を集めている「自動運転」の技術開発は,まさにモニター上ですべて完結できるような印象を与えます。 しかし,その「自動運転」の技術は,実際のモノやシステムが着実に動作しなければ,何一つ人間に利便性を与えません。 すなわち,プログラムというソフトウェアとデバイスや装置などのハードウェアの両方が機能しないと全く役に立たないのです。
ハードウェア構築を主な業務にする場合,どうしてもソフトウェアの実装についての知識も必要になります。 そのような業務を長く続けると,ソフトウェアの開発についても,十分に対応できるようになります。 しかし,プログラミングのみを業務として長く続けると,ハードウェアの設計や製造に対応できなくなってきます。 ここに,電気電子工学コースで皆さんに何を学んでほしいかがあるのです。
電気電子工学には多くの専門分野があり,それゆえ関連産業のすそ野は極めて広くなっています。 太陽光発電,電気自動車,スマートフォン,通信インフラ,金融システムなど,数えきれないほどの応用分野があります。 将来,電気電子工学の技術者として要求された業務を遂行するには,一つの特定の分野だけでなく様々な分野の知識や経験が必要になってきます。 厳しい技術競争の中で活躍できるタフで守備範囲の広い技術者が,日本の産業界では必要とされています。
電気電子工学コースは実験と実習の科目を重視します。 「素材」,「デバイス」,「システム」を実際に手にする実験や実習科目を通じて,実践的な技術素養を身に付けて頂きたいと考えています。 実際の作業やレポートの作成など苦労は多いのですが,技術者としての基礎能力を着実に高めます。 また,電気電子工学の広範な分野を網羅できる多くの専門科目を準備しています。 学生の皆さんには,忙しく大変ながらも充実した大学生活を送れることを約束します。 大きな可能性を有する若者の未来のため,当コース教職員全員でより良い学びの環境を提供していきます。
当サイト以外にもコース教員のコラムや研究紹介を読むことができます。
もみ殻からつくる蓄電デバイスの電極材料
理工学部 数理・電気電子情報学科 電気電子工学コース
熊谷 誠治 先生による研究内容紹介
「どんな授業をしているの?」
理工学部 数理・電気電子情報学科 電気電子工学コース
河村 希典先生によるミニミニ講義「量子エレクトロニクス」
「どんな授業をしているの?」
理工学部 数理・電気電子情報学科 電気電子工学コース
田中 元志先生によるミニミニ講義「信号解析学~音のスペクトルを見てみよう~」
以下のリンク先もご覧ください。
秋田大学オープンキャンパス2022にて公開の当コース関連動画です。
「現役秋大生と一緒にコース探検!」
「どんな研究室があるの?」
理工学部 数理・電気電子情報学科 電気電子工学コース
「山口研究室」研究室紹介
「どんな研究室があるの?」
理工学部 数理・電気電子情報学科 電気電子工学コース
「河村研究室」研究室紹介
2022年12月12日,IEEE Sendai Section Awards授賞式がオンラインで開催され, 当コースの松尾大地さん(博士前期課程1年)が Student Awards: The Best Paper Prizeを受賞しました。
三上貴大さんが、日本磁気学会論文特集号(第6巻2号)においてMSJ論文奨励賞を受賞しました。
受賞者:三上貴大
標 題 :Co-Zr-Nb膜を配置したMSLの磁気回路解析による回路定数の推定
著 者 :三上貴大,室賀翔,田中元志
イノベーション・ジャパンは、大学や公的研究機関、ベンチャー・企業等から創出された研究成果の社会還元、技術移転を促進すること等を目的とする国内最大級の産学連携イベントですが、佐藤祐一准教授は装置・デバイス部門において「多結晶Si基板と無機半導体により作製された青色光レスの白色平面LED」というテーマで出展し、多くのアクセスを得ました。
7月30日(土)に令和4年度のオープンキャンパスが対面とオンライン方式で実施されました。 両方式とも事前予約をしていただいた上での実施となりましたが,多くの方に参加いただき,活気を帯びた一日となりました。
午前は山口コース長による電気電子工学コースの紹介をしていただき,電気電子工学分野が社会的にも非常に重要な役割を担っていること,電気電子工学関連の企業が活況であることなどのお話がありました。
また,午後には熊谷教授による再生可能エネルギー関連の模擬授業をしていただき,近年,再生可能エネルギー分野の研究開発が急増していること,電気電子工学を学んだ人は多様なスキルを身に付けており,各種企業で活躍が期待されることなどのお話がありました。
さらに,午前・午後を通じて電気電子工学コースの各研究室の研究内容を在籍の教職員や学生が紹介を行う対面展示会場が設けられ,参加者は熱心に研究内容の説明を受け,説明者とのコミュニケーションを楽しんでいました。 これらに併せて対面とオンライン方式で個別相談会も実施され,より深く電気電子工学コースを知っていただく良い機会となりました。
令和4年6月23日に令和4年度秋田南高校SGHネットワーク事業 高1「国際探究」専門講座の第4講座を担当しました。 講座のタイトルは『アオコから発電 ~ゴミの電力資源化』で,アオコなどを利用した微生物燃料電池(MFC)の作製例やその電力生成の実績を紹介しました。
対象は高校1年生の57人で,リモートにて出前講義を行いました。 冒頭で秋田大学理工学部や電気電子工学コースについて紹介した後, アオコや活性汚泥を用いたMFCの作製例,およびこれを用いたLED点灯の実例を紹介しました。 1時間の講義後,アオコによる発電に関しての具体的な質問が数名の生徒からあり,補足資料を用いて回答しました。 秋田の八郎湖,地元の環境問題に関しての関心度が高いことや,環境問題やSDGsに関して秋田南高校の生徒たちが一所懸命に取り組んでいることが感じられました。 また,電気電子や理系の実験などの楽しさに関心を持った生徒もいて,少しでも秋田県出身の理系人口の増加につながればと思いました。
令和3年度電気電子工学コース卒業生一同より卒業記念品の寄贈がありました。 卒業生を代表し,4年次代表・副代表の熊谷悠希さん・松坂愛美さんとコース長山口先生による贈呈式を行いました。
電気電子工学コースでは,令和元年度から,卒業課題研究発表会において優秀と考えられる発表を行った学生を表彰しております。 令和3年度は15名が受賞しました。 詳細は,入学から卒業までのページをご覧ください。
令和3年度 受賞者のみなさん
当コース2年生を対象とする標記懇話会が2月3日にオンライン形式で行われました。 今年度はSociety 5.0およびDX(デジタルトランスフォーメーション)にハード・ソフト両面で密接に関連する企業で活躍する大学院修了生2名と現役の大学院生2名にお話ししていただき, 今後の進路を決めるための良きアドバイスを得る機会となりました。
令和4年1月5日に山平大喜さん(博士前期課程2年,山口・河村研究室)が電気学会産業計測制御技術委員会「2021年優秀論文発表賞」を受賞しました。
受賞者:山平大喜,河村希典(秋田大学)
論文名:異なる位相の電圧印加による光偏向機能を有する液晶マイクロレンズアレイの光学特性
受賞日:令和4年1月5日
山口留美子教授の投稿論文が学会誌の表紙に掲載されました。
論文タイトル:Analysis of Electro-Optical Behavior in Liquid Crystal Cells with Asymmetric Anchoring Strength
掲載誌:Symmetry, Volume 14, Issue 1 (January 2022)
掲載誌へのリンク → https://www.mdpi.com/2073-8994/14/1
山口留美子教授,河村希典准教授が,国際会議(The 28th International Display Workshops 2021 12/1~3)で招待講演を行いました。
講演題目(山口教授):Liquid Crystal Reorientation with Ultra-Low Driving Voltage between Strong and Weak Anchoring Surfaces
講演題目(河村准教授):Low-Driving-Voltage Liquid-Crystal-Lenses with High-Resistive Films
国際会議へのリンク → https://www.idw.or.jp
2021年12月15日,IEEE Sendai Section Awards授賞式がオンラインで開催され, 当コースの鴨澤秀郁さん(博士前期課程1年,田中・室賀研究室)がStudent Award: The Best Paper Prizeを, 菅野和さん(博士前期課程1年,田島・吉田研究室)がStudent Award: The Encouragement Prizeを受賞しました。
山平大喜さん(博士前期課程2年,山口・河村研究室)が2021年応用物理学東北支部第76回学術講演会で発表します。
山平大喜, 河村希典:“面内配向効果を用いた 2 分割四角形状電極を有する液晶マイクロレンズアレイの光学位相差特性”,
2021年応用物理学東北支部 第76回学術講演会 2a-B-2-4, 2021年12月2日
http://www.ee.akita-u.ac.jp/~liquid-crystal/kawamura/index.html (山口・河村研究室)
山平大喜さん(博士前期課程2年,山口・河村研究室)が産業計測制御研究会で発表します。
山平大喜, 河村希典:“異なる位相の電圧印加による光偏向機能を有する液晶マイクロレンズアレイの光学特性”,
産業計測制御研究会, IIC-21-043, 2021年11月30日
http://www.ee.akita-u.ac.jp/~liquid-crystal/kawamura/index.html (山口・河村研究室)
佐藤祐一准教授が国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)主催の新技術説明会(2021年11月16日開催,オンライン)で発表を行いました。
発表題目:多結晶Si基板に直接成長した窒化物半導体ナノ柱状結晶群による省電力および大面積対応光電変換デバイスの開発
詳細は https://shingi.jst.go.jp/
および https://shingi.jst.go.jp/list/list_2021/2021_collabo-akita.html#20211116P-004
山口留美子教授が国際会議(The 19th Optics of Liquid Crystal conference, 2021 9/26~10/1)で招待講演を行いました。
講演題目:“Quasi Twisted Nematic Mode Using Asymmetry Polar Anchoring in Hybrid Aligned Cell”
国際会議へのリンク → http://olc2021.org/
電気電子工学コース共催の「ケーブルシステムの絶縁性能と劣化特性,誘電・絶縁材料の電気特性」に関する研究会が以下の日程にて開催されます。 オンライン参加も可能です。高電圧分野の基礎的な研究の話が聞ける貴重な機会となります。 是非,お気軽にご参加ください。
誘電・絶縁材料/電線・ケ-ブル 合同研究会
日時:2021年11月19日(金) 10:00 - 16:00
場所:秋田大学(web併用)
参加費:無料
※聴講をご希望する場合には,オンライン関連のZoomのid,パスワードを知らせますので,11月18日(木)までにあらかじめ下記問い合わせ先にご連絡下さい。
問い合わせ先:電気学会東北支部秋田支所長 カビール ムハムドゥル (秋田大学大学院理工学研究科)
E-mail:kabir(at)gipc.akita-u.ac.jp
(御連絡の際は(at)を@に替えてください。)
研究会のプログラムのリンク↓
https://workshop.iee.or.jp/sbtk/cgi-bin/sbtk-showprogram.cgi?workshopid=SBW00007786
2021年10月21-22日にオンラインで開催されたICMR2021Akita(第9回 素材物性学国際会議)で当コースの小林拓真さん(博士前期課程1年)が優秀ポスター賞を受賞しました。
http://www.ee.akita-u.ac.jp/~tm-lab/activity/2021/1105.html (田中・室賀研究室)
令和3年8月27日にオンラインで開催された令和2年度・3年度日本磁気学会表彰式において,当コースの今 裕史さん(博士前期課程2年,齊藤研究室)が令和3年度学生講演賞(桜井講演賞)を受賞しました。
【令和2年度・3年度日本磁気学会表彰式】
日時:2021年8月27日(金) 14:00~
会場:オンライン開催
【学生講演賞(桜井講演賞)】
令和3年度受賞者:今 裕史
演題:“交番磁気力顕微鏡を用いた磁気記録ヘッドの高空間分解能・磁場エネルギーイメージング ― 直流磁場と交流磁場の交差エネルギーによる信号強度の増大 ―”
電気電子工学コースでは,電気エネルギー,光・電子デバイス,情報通信技術や制御システム技術を通じて高度な技術開発力を身につけ,地域社会の課題に活用するための教育研究を行います。 電力工学,半導体デバイス工学,計測エレクトロニクス,電気機器学を中心として,電気・電子・情報・通信工学を支える基盤技術について学びます。
今から100年ほど前,イギリスのJ.J.トムソンは電子(エレクトロン)の存在を実験により初めて明らかにしました。 その後,電子は磁気や電磁力,さらには電波や光の発生に深く関係していることが解明され,その応用技術(エレクトロニクス)は一気に拡大しました。 今やエレクトロニクス機器は,家庭を始めオフィスや工場で,あるいは通信・電力・医療・運輸・出版・金融など場所や業種を問わず広く用いられています。
実際,エレクトロニクス技術の応用範囲の広さは,他に例がありません。 サイズで言えば,小さいところではナノメートル(10-9 m)以下の原子や電子レベルのデバイス技術や量子エレクトロニクス技術から,大きいものでは数万~数千万km(109 m)におよぶ衛星通信技術や惑星間通信技術があります。 信号レベルの例では,ピコアンペア(10-12 A)の微小な生体信号計測技術から,百万ボルト(106 V)の超高電圧送電技術までと壮大なスケールです。 最近では情報技術(IT)と融合した情報エレクトロニクス(IE)と呼ばれる新たな領域も含め,これらの広大なフロンティアは熱意と意欲に溢れた若い研究者やエンジニアによって現在も開拓され続けているのです。
さて,私たちの電気電子工学コースの学生は,この多様なエレクトロニクス技術をどのようにマスターしているのでしょうか? 科学技術全般に言えることですが,対象とする事象が広くて複雑であればあるほど,基本となる考え方や法則を体系的に修得することが大事です。 同時に,それらを組み合わせて応用できるデザイン能力が必要です。 電気電子工学コースでは情報通信・電力応用・デバイス・制御システムなどの領域をカバーする総合的なエレクトロニクスデザイン能力を身につけられるカリキュラムを用意しています。
あなたの新鮮な感性を電気や電子の科学技術の発展や新たなもの造りに活かしてみませんか?
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大学院に進学する学部卒業生は理工学研究科内でも多く,大学院進学率はおおよそ50%になります。学部卒業生の就活も順調でした。
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電気電子工学コースの教職員を紹介します。
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グローバルな視点を持ち,豊かな教養に支えられた人間性,柔軟な適応能力,問題設定・解決能力を有するエレクトロニクス技術者の養成をめざして,
学習・教育目標を設定しています。
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電気電子工学コースでは,専門知識と応用能力を身につけ,地域および国際社会の発展に貢献できる人材を育成します。
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電気電子工学コースでは「学習・教育目標」を定め,この目標を全ての卒業生が達成できるように,4年間の系統的なカリキュラムを編成しています。
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電気電子工学コースでは,10の研究室があります。各研究室の研究を紹介します。
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電気電子工学コースは2分野により構成されています。 各分野の教員と主な研究テーマを紹介します。
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