将来のサブミリ波帯の利用を考えた場合、もっとも望ましい素子の形態はICであることに疑う余地はありません。そこで、IC化に適した構造である誘電体イメージ線路に注目し、誘電体部分を固体プラズマ材料として使用できるpInSbに置き換えた固体プラズマイメージ線路の検討をしています。この場合、伝送線路と非可逆素子を一体化して作製することが可能となります。

 サブミリ波帯の実験で、固体プラズマイメージ線路に表面波共鳴が生じ非可逆伝搬特性が現れることを確認しています。1)

 

1) Shinichi Yodokawa, Motoi Takahashi, Satoru Kosaka and Tetsuo Obunai: Jpn. J. Appl. Phys. Vol.45 (2006), pp. 9205-9212.

サブミリ波帯集積回路の基礎研究

小武内研究室

研究紹介

秋田大学工学資源学部電気電子工学科

実験構造(固体プラズマイメージ線路)

実験装置(概観)

研究の概要