固体プラズマ材料(nInSb)の薄板を挿入した導波管の500 GHz帯伝搬特性を、理論解析と実験の両面から詳細に検討を行っています。特にプラズマ材料や導波管のパラメータを適当に選ぶ事により、 プラズマ特有の表面遅波共振が起り、伝搬に大きな非可逆性が生じます。1)

 また、 プラズマ材料としてpInSb を用いると、電子密度を大きく変化させることが可能となり、伝搬特性も大きく変化できることを確認しています。2)

1) Shinichi Yodokawa, Satoru Kosaka and Tetsuo Obunai: Jpn. J. Appl. Phys. Vol.38(1999), pp. 6908-6909.

2) Shinichi Yodokawa, Satoru Kosaka and Tetsuo Obunai: Jpn. J. Appl. Phys. Vol.40(2001), pp. 307-313.

研究の概要

実験構造(2層構造導波管)

小武内研究室

研究紹介

テキスト ボックス: 固体プラズマ導波管のサブミリ波非可逆伝搬特性

実験装置(プラズマ導波管部分)

秋田大学工学資源学部電気電子工学科