プラズマ・固体プラズマ 1-1, 1-2)

プラズマ  プラズマとは、「プラスの電気を持つ粒子とマイナスの電気を有する粒子がほぼ同じ密度で存在し、 全体として電気的にほぼ中性状態であるような粒子集団」として広く定義されています。普通の物質 は固体、液体、気体のいずれかの状態ですが、プラズマはそれに並ぶ物質の状態といわれ、また宇宙 の大部分はプラズマ状態であると言われています。太陽はプラズマの塊ですし、地球上で見られる 稲妻や、オーロラなども自然界のプラズマです。人工的なものでは、点灯している蛍光灯やネオン サインの中に入っているガスもプラズマ状態になっています。プラズマには、気体プラズマと固体 プラズマがあります。

固体プラズマは、気体プラズマと比べて、

1-1)小沼光晴:”プラズマと成膜の基礎”,日刊工業新聞社(1986).
1-2)平尾孝 他:”イオン工学技術の基礎と応用”,工業調査会(1992).